肺がん治療センター

肺がん治療センターの取り組み

「診断から緩和ケアまで」

当院は、古くから呼吸器(肺)関連の病気全般を扱う専門医療機関として活動しています。特に肺がんの診療においては、内科、外科、放射線科の各専門医が力を合わせ、それぞれの患者さんごとに最善の治療を実施しています。

近年は、高齢の肺がん患者さんが非常に増えました。また、内臓に多くの合併症を抱えた体の弱い患者さんもおられます。当院では、個々の患者さんの病状や生活背景に合わせて、最適と思われる治療を実施しています。「肺がんを治したい」とお考えの患者さんに、可能な限りのお手伝いをさせていただくのが私たちに 課せられた役目です。

診断から緩和ケアまで、当院は肺がんの総合診療を行っています。

近年、「チーム医療」という言葉がよくきかれるようになりました。今日の医療は、医師、看護師、薬剤師、栄養士、医療ソーシャルワーカー、理学療法士、検査技師、事務職員など、多くの専門家が力を合わせることで運営されています。治療における種々の問題は、それぞれの専門家が皆で相談し、一番良いと 思われる解決策を患者さんにご提供いたします。

当科では、肺がんの診断から治療、さらには緩和治療に至るまで、一人の患者さんのすべての診療を専門病棟のチームが担当しています。患者さんは、慣れた病棟で、顔なじみのメディカルスタッフとともに療養を続けることができます。